こんにちは。
穂積ミズホです。
基礎から体系的に学ぶ12週間セールスライティング通信講座。この講座でセールスライティングの勉強中です。5月は AWAI の学習記録です。
前回は、Part4第10週目「編集と推敲(後編)」でした。

Part4が終わった今回は、いよいよ最後の部分のPart5第11週目「達人の秘訣」です。
ストーリーの力
ダイレクトメールや一面広告にすっかり夢中になってしまう時。
最初から最後まで釘付けになっている時。
そんな場合は、ストーリーであることが多いのです。
何らかのトラブルを抱えている主人公。
その状況を打開すべく、エピソード満載の冒険を繰り返します。
その結果、問題を克服します。
このストーリー展開に、ついつい引き込まれてしまうはず。わかっていても読んでしまう。そんなストーリー展開ですよね。
ストーリーは読み手を引き込みますが、退屈なストーリーならかえって逆効果。退屈なストーリーなら語る意味なし。
AWAI のテキストにはストーリーの見つけ方として6個書かれており、幾つかサンプルが載っています。
そのどれもが興味深いストーリーです。
最後まで読んでしまいます。
その中の一つ。
ベネフィットをどうしても思いつかなかったセールスライターが、技術者と話すことでベネフィットに気づくストーリー。
これが一番面白かったです。セールスライターの存在価値がわかるストーリーです。
ストーリーを素晴らしいものにするには?
- リアルで、信用できること
- 具体的な詳細を使い、リアルに伝えること
- 無用な修飾語は避けること
- 強力な動詞を使うこと
- 他の人が気づかないような詳細を明らかにすること
なるほどなと思ったのが、強力な動詞を使うこと。状態を表す動詞の代わりに、動作動詞を使ってできごとや視覚的光景を描写します。
「スラム街を天然痘が襲いました」
「サンドウィッチと熱いスープをほおばる彼女に」
確かにこの表現だと、より具体的に様子が思い浮かびますよね。
デイヴィッド・オグルヴィ_広告の科学
さて、セールスの秘訣の一つ「ストーリー」の次は、達人たちの秘訣に学びます。
クロード・ホプキンズに始まり、ビル・ボナーやジーン・シュワルツ、テッド・ニコラスやジョン・ケープルズ。最後はマイケル・マスターソンと錚々たる顔ぶれです。
そんな中で一番印象に残ったのが、デイヴィッド・オグルヴィ。生い立ちも興味深いのですが、広告に対する考え方がいいですね。
優れた広告とは、広告自体に関心を集めることなく、商品を売る広告である
セールスライターの重要な役割は、商品を売ることだというのです。
これって頭でわかっていても、なかなか実践できないことですよね。多少なりとも自分の才能を見せつけたいと思ってしまいますから。
次回は、Part5第12週目「自分を売り込む」です。